ともだち
ともだち with 小袋成彬/宇多田ヒカル
今回のアルバムに相当ヤラれてしまったので、
しばらくは宇多田さんのこと書いてしまうと思われ。
この曲で一番騒がれてる部分は、
宇多田さん自身が"LGBT主体の歌"と言ったことですよね。
(もちろん色んなパターンでも解釈できる歌詞ですが)
この日本で、大物歌手が、
こういうことをテーマに作ったということを、
公言するというのは無かったんじゃないでしょうか。
あっけらかんとやってのけてるけど、
重いトビラが開いたなって感じました。
すごいよ。
それでまた曲が、かなりカッコいいじゃないですか!
このテーマで曲を聴いた時に、
Sam Smithの「Stay With Me」を思い出しました。
Why am I so emotional?
No it's not a good look, gain some self control
And deep down I know this never works
But you can lay with me so it doesn't hurt
どうして僕はこんなにも感情的になっているんだろう
そんなの良くないってわかってるのに、自分をコントロールしなけりゃ
心の底でも そんなの無駄だってわかってるけど
でも君は僕の傍にいてよ それでいいだろ
という歌詞があって、この「ともだち」とリンクしちゃうんですよね。
サムスミスはゲイなので、この曲は男性を想っての歌なんだろうと思うので。
大きい意味でのジェンダーフリーな曲が、
日本でもどんどん増えればいいなぁ~と思ってます。
のびしろあるよ!
宇多田ヒカル Fantôme レビュー
6年ぶりに、宇多田ヒカルが帰ってきた!!
アルバム「Fantôme」(ファントーム)がリリースされました。
2010年に親指を突き立てて溶鉱炉に沈んでから、早6年。
もしかしたら戻ってこないかもしれないなぁ…なんて長らく思っていたところに、
朝ドラの主題歌、NEWS ZEROのテーマソングと、春から怒涛の情報が。
とうとう人間活動から戻ってきた!
前回のアルバム「Heart Station」以来だと8年ぶりですね。
8年といったら、、
5歳の子が13歳。10歳の子が18歳。
このアルバムで宇多田ヒカルを初めて聴く方が居ても、おかしくないわけですね。
宇多田さん自身も色々あったし、8年は長かったですけど、
このアルバムを手にして 本当に音楽を辞めないでもらえて良かったなぁ…!
としみじみ噛みしめてしまいました。
さて、恒例の★評価。
※個人の独断と偏見がすごいので、これから聴くという方は要注意!
1.道
★★★★★
1曲目にアルバムのテーマ持ってきましたね。
ストレートに人間活動の成果、そしてお母さんへ歌った曲。
包み隠さないところが、らしいです。
2.俺の彼女
★★★★★
ベース音から始まるこの曲。歌い方がミュージカルかと(笑)
もともと低音ボイスだから低めの音から始まるのが合いますね。
後半に向けての盛り上がりが良いです。フラ語もおしゃれ。
3.花束を君に
★★★★☆
この曲も母親に向けてなのかなと。
別れの歌なのに、ポジティブ。すごく明るく温かい気持ちになれます。
4.二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎
★★★★★
アルバム1の激アツ曲。東芝EMIガールズの再来です!待ってた!!
椎名林檎とfeatしてるだけでもう…(涙)
2人の声の重なりが気持ち良い。MVもキレイ。児玉さんありがとう。
5.人魚
★★★★☆
ロマンチックで素敵です。幻想的。
Fantomeというアルバムタイトルを歌ったような曲。
6.ともだち with 小袋成彬
★★★★★
一部でバズってるこの曲。これこそ人間らしくて、どんな人でも共感できる曲だと思います。
小袋さんのコーラス含め、曲もサビの歌い方も本当にかっこいい。
曲の出だしが「タイム・リミット」と似てて良いんだな~
※9/29 コチラでも書いてます。
7.真夏の通り雨
★★★★★
過去にコチラで 紹介した通り、いろんな解釈が出来る歌だと。
とにかく美しい曲です。悲しくて美しいです。
8.荒野の狼
★★★☆☆
これも結構ミュージカル調ですね。そういう舞台がありそう。
歌詞がアウトローでカッコいいです。
9.忘却 featuring KOHH
★★★★★
こういう構成で曲を作れるところが日本人離れしてるんだよな…
音も声もハイセンス過ぎ。生パフォーマンスでぜひ見たい曲。
10.人生最高の日
★★★★☆
続けて聴いていると、「忘却」からの落差がすごい(笑)
素直に楽しくて嬉しくなる曲ですね。
子供の事を歌ってるのかなと勝手に妄想。
11.桜流し
★★★★★
まー 最後にこの曲ですよ!泣いちゃうよ。
この曲、復帰前の2012年に発表されたんですよね。
皮肉にも1曲目の「道」と最後と最初で繋がっているような気がします。
アルバム全体:★★★★★
歌手って、時代や環境で歌い方や曲調が変わる事はよくあると思うんですけど。
彼女の場合は、いつの時代も変わらない太い芯のようなものがあって、
表面上変わっているようで、奥の方では同じテーマで曲を作っているように感じてました。
でも今回のアルバムでは、その気持ちが解放されて、曲がのびのびとしているというか。
歌詞の雰囲気が変わったのが一番かなぁ。本当に人間らしくなった。
肉感的というべきか。人間生活のリアルがあるんですよね。
あと、フィーチャリングは新鮮でした。
椎名林檎は別として、小袋成彬とKOHHという若手で、そんなに(世間的に)有名では無いアーティストと絡んでるのは意外でもありました。
気に入った人と自由にコラボ出来るのは、ある意味で宇多田ヒカルの人徳なのか…
そういうことをサラッとやっちゃうのが、日本の音楽の感覚と違ってて凄い所です。
ほんと、感覚が洋楽なんだよなぁ。
お母さんが亡くなって、結婚して、子供が出来て、、、
ということで済ますのはあまりにも単純ですが。
やっぱりこの6年、人間活動した結果なんでしょう。
本当に本当に素晴らしいアルバムです。
こんなに期待させて、期待に応えられる歌手っているかなぁ。
出るたびに言いますが、やはり今回も。
この人天才だわ!
Somebody Else
Somebody Else/The 1975
ボーカル・マシューの独特の色気がある声が、心地良い。
何とも切なげな哀しみのある曲。
MVと一緒に歌詞も見ながら聴くと、更に切ないです。
全体に漂うアウトロー感が良い味出してる。
Meteorite
Meteorite/Years & Years
新曲!
待ってました〜〜😍✨
今回もまたドラマチックな曲で好きだな〜!
アルバムも制作しているようで、こちらも激楽しみ!!
映画の挿入歌にもなってるようです。
Jump
Jump/Kris Kross
懐かしいなー
と言っても、流行った当時に聴いてたわけではなく…
「Krunk Krunk」(Ak'Sentという女性ラッパーの曲)の元ネタということで知ったんですけどね。
ちなみにこの「Jump」は、
ジャクソン5の「I Want You Back」をサンプリングしてます。
当時13歳のラッパーが全米1位獲るなんていうのは前代未聞だったでしょうね。